こんにちは! みなさん、『わくアニ』そろそろクリアした方も多くなってきたのでは!?
前作では10年(ゲーム内時間)くらいプレイしてくれた方がいるようなんですが今回はどうでしょうか。今作では、農作や酪農作業イベントのボリュームアップ、釣りのコンプリート要素、着せ替えのパワーアップなどの要素がたくさんあるので、長く遊べると思います。ゲームの中での時間の流れがゆっくりになった分、スローライフをじっくり遊んでもらえるとうれしいです。
今回の制作秘話第4話は、「世界観物語」です!
『やすら樹』(『牧場物語 やすらぎの樹』)のグラフィックチームが、今作も引き続き『わくアニ』の新しい世界を生み出すべく日々悪戦苦闘した秘話をお送りすることにしましょう。
モチーフは、イタリアやスペインなどの港町
『わくアニ』の「ハモニカタウン」は、牧場シリーズにはない入り組んだ迷路のような地形をしていますよね。これは、ヨーロッパの「アマルフィ海岸」に面する港町がベースになっていますが、たくさんの小道や高低差のある楽しいデザインにすることで、あちこち探検して発見する楽しさを体験してほしいというスタッフの願いがありました。新しい町に引越して来て、歩いているうちに近道を発見したり、面白い店を見つけたりした時ってわくわくして嬉しいですよね!今作は町の中にも宝物を隠しちゃいました♪みなさんはこの町でどんなわくわくと遭遇してますか!?
...でも、あんまり後ろを見ずに町を走っていると、お散歩中の子供たちが迷子になってしまいますよ!?
涙のカメラモード
また、フィールド班を一番泣かせたのは、今作の新兵器「カメラモード」です。
「いろんな角度で、しかもアップで映せちゃうんですよ?うふふ♪」っていうわくわく仕様が決まったとき、誰よりも戦慄したのはこの人たちです。
今まで作っていなかった家の裏側などまで作る作業に追われ、愛を込めるほどにデータサイズオーバーとの戦いになるという生みの苦しみを乗り越えて、あのわくわくモードが実現したわけですねー。みなさん、写真を撮るときは好きな人だけじゃなくて、周りの風景もじーっと観察してみてください。意外とおもしろい物がみつかるかもしれませんよ?
キャラクターとの出会い
しかし、いくら世界観がステキでも、キャラクターや他グラフィックとの相性が悪ければ、ゲームの中でケンカしてしまいます。じゃあ、他のグラフィックと仲良しで、見た目にも美しく、データ容量を制限範囲で作るにはどうしたらいいんだろう。実はそこが、何よりフィールド班の腕の見せドコロ!
たとえば、建物はリアルな大きさで作ってしまうと大きくなりすぎるので、ひと回り小さく作り、花などの植物は逆に本物よりも大きく作ります。これはデフォルメと呼ばれる手法ですね。それから素材の質感について、「退色」という色あせの表現方法をこだわりました。リアルに書きすぎたり影が濃くなったりすると世界観が台無しになるので、色味などもそうですが、実際にキャラを置いて合わせながら調整を繰り返していくんですね。
『わくアニ』、『やすら樹』は、キャラが活き活きと動くその陰で、フィールド班が大黒柱となって支えてくれているんです!
もっとお話したいですが今回はこのへんでお別れです!
今夜からはぜひ、フィールドや建物などの世界観に注目してみてください!新しい楽しみを発見できるかもしれませんよ?
公式サイトの人気投票、たくさん頂いてますがまだまだ受付中です!では、次回もお楽しみに?。